傍から見れば呆れられるかもしれないが、本当に嬉しくて、感動した。
その時は友人2人、初対面3人の計6人チームだった。
チームバランスが絶妙で、誰一人欠けても脱出成功はなかったかもしれない。
そんな風に思える回だった。
60分という制限時間は本当に短くて、本気で考えて、わからなくて。手探り状態からあーだこーだ話し合って、協力して助け合って。導き出された最後の解が、確信に変わる。
その60分は本当に刺激的で、その60分を味わうために「お前も好きだな」などと苦笑されながら今もなお足繁く通っているのだが、もし一年前の今日、「マグノリア銀行からの脱出」で脱出失敗していたら、ひょっとするとこんなにもこのゲームに嵌っていなかったのかもしれない。
そう思える一年前の5月4日は僕にとって大切な脱出記念日なのである。